9月16日『西郷どん』、第35話「戦の鬼」の感想です。

先週の放送からキャラが一変した西郷吉之助、「徳川慶喜を何としても討つ」という思いが執念へと変わっていきます。そんな中、坂本龍馬との別れを迎えます。

そして今後の政治方針への介入にとどまらず、ついに武力をもって慶喜追討への行動を起こします。

この記事では『西郷どん』第35話で心に残った場面を中心に感想を書いてみたいと思います。

 

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西郷どん第35話の感想・吉之助と龍馬との対立が無念

 

大政奉還した徳川慶喜(松田翔太さん)ですが、公家に政治はできず再び徳川中心の世に戻すことを画策していました。

それを読んでいた西郷吉之助(鈴木亮平さん)は、大政奉還で一安心という坂本龍馬(小栗旬さん)と対立し、戦を避けたい龍馬に対し、吉之助は何としても慶喜の息の根を止めると聞きません。

龍馬も困惑していましたが、あの優しかった、そして何より人の命を大事にする吉之助が短期でここまで戦に傾倒するのは違和感が否めませんね・・

ただ、「日本を変えたい」という思いは吉之助も龍馬も同じだっただけに、その後二人が会うことはなかったというのは非常に残念でした。

吉之助の実家にまで行って雨漏りの屋根を直して、日本の雨漏りを直そうと意気投合していたころが懐かしく、寂しくもあります。

あれほど志を同じにする者が、こうして別れて行くのはなんとも寂しいものですね。

元々は、吉之助が戦を避けることに力を注いでいて、坂本龍馬もその考えに従って大政奉還させたのですが、結局それが原因で別れることになってしまうなんて、なんとも複雑な気持ちが残りました。

西郷どん第35話の感想・龍馬を守れんかった吉之助の無念さに心が痛む

 

吉之助は薩摩に戻り、慶喜討伐に向けた三千の挙兵の許可を得て京都に戻ります。

この時、妻の糸(黒木華さん)との間に生まれた寅太郎に会いますが、糸を頼むと寅太郎に言う吉之助に糸は吉之助の死の覚悟を感じられずにはいられなかったのが、なんとも言えず複雑でした。

あのとき、黒木華さんがセリフなしで表情だけで、糸の気持ちを表現したのはさすがですね。

そんな中、近江屋で龍馬が暗殺されます。「まだ死ねん・・」という最期の言葉が無念さを物語っていましたね。

龍馬の妻お龍(水川あさみさん)に、あんたが殺した!と迫られる吉之助は龍馬を守れんかったと言うのが精いっぱいでした。

いくら仲違いしたとは言え、龍馬を守れんかったと言うのは吉之助の本心だったでしょう。

後悔だけが吉之助の心に残って、きっと吉之助もやりきれない気持ちだったにちがいないですね。

産みの苦しみとはいえ龍馬が生き続けていたらこの後どうなっていたかというのは本当に気になるところです!

 

 

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西郷どん第35話の感想・脅迫、自作自演・・鬼と化す吉之助

王政復古の大号令後の新体制を討議する場では、大久保一蔵(瑛太さん)と謹慎を解かれた岩倉具視(笑福亭鶴瓶さん)が徳川家の排除を求め、土佐藩主の山内容堂(大鷹明良さん)らと対立します。

吉之助は容堂の目前で一蔵に短刀を渡し、「これ一本あれば片がつく」とド迫力、というかほぼ脅迫?で容堂をビビらせてしまい、形勢を有利にします。

さらには薩摩藩邸に火を放たせ旧幕府軍と戦をする理由まで自作自演してしまいます。

同じ人とは思えないほど変わってしまった吉之助ですが、そこのところを鈴木亮平さんも上手く表現していますね。

声の高さや、話すスピード、目の開き方、口の閉じ方まで、かつてうなぎを獲っていたころの吉之助の表情とはまったく別人の吉之助を演じています。

薩摩から、奄美、徳之島、江戸、京都と場所を変えながら変貌していく吉之助を追っていくのも興味深いですが、昔の吉之助でいてほしいと言う想いと、世の中を変えるために変わってしまった吉之助とが混雑していて、なんとも言えない気持ちですね。

 

西郷どん35話の感想・吉之助よ、信吾が泣いているぞ

 

薩摩軍が御所を取り囲んだときに、吉之助の弟、信吾が吉之助に言いました。

「じゃっどん、兄さぁはどげんしてでも戦は避ける思うちょった。戦になって一番苦しむのは民じゃっち。兄さぁはあんとき言うちょった。」

これは、信吾だけではなく、長州征伐を戦わずして終わらせた吉之助を知っている人なら、誰でも思っていることですね。

ところが、吉之助は「もう迷っておられん。おいはどげな手段でも使うと」と言って立ち去ろうとします。

さらに、江戸の薩摩屋敷を襲わせたのも吉之助の仕業だと信吾は知ってしまいました。

「兄さぁは、鬼になってしもうた。戦の鬼じゃ」と信吾は声を振り絞って言うのですが、吉之助に「おはんも死力を尽くして戦え」と一蹴されてしまいます。

そして、涙を流して吉之助の後ろ姿を見つめる信吾があまりに可哀想でした。

ずっとやさしい兄の背中を見て来た信吾ですが、このときばかりは悲しくて涙を流さずにはいられなかったのですね。

 

西郷どん35話錦戸亮

 

 

以上『西郷どん』第35話の感想でしたが、慶喜本人は戦から逃げているものの、鬼と化してしまった吉之助薩摩藩と旧幕府の武力衝突となってしまうのでしょうか・・次回以降も目が離せませんね!

 

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